成果をあげるチームの土台とは【ブログ】
『チームの成長を妨げているのは指導者である』
指導者は目の前の選手を何とかしてあげようとして
基本的に張り切ること多いですよね?
エネルギー量が高く
一生懸命な状態は非常に良いことだと思います
しかし、指導者本位になってしまっていませんか?
そして選手と波長が合わず空回りしてしまっていませんか?
大事な勝負の時に
目の前の状況を打破できるのは指導者ではありません
当事者は選手であるということを念頭において
指導をしていかなければ
ズレた方向にいってしまいます
自分の指導が正しいと思ってしまっているがゆえに
選手が求めていないことの押し付けになっていませんか?
そういった指導者に限って多いのが
『なぜこれが必要なのか』
という明確な根拠のないまま指示しているのではないでしょうか?
これまでのスポーツ指導の現場というのは
指導者に対して選手は服従せざるを得ない立場関係になっていました
特に野球界というのはその名残りが未だに蔓延しているのが現状です
私がこれまで見てきた数多くの成果をあげる指導者は
選手との相互尊敬の関係ができており
決して上から見下さず
情熱を持って
ひとりの人間として対等に関わることによって
現代のスポーツ指導の現場で活躍されています
選手との人間関係の作り方こそが
指導者にとって最大のハードルではなのです
選手の利益を徹底的に考える
できたら上手くなりたいな
できたら勝ちたいな
このような選手たちが増加しているのが現実だと思います
もしかしたら勝敗には価値を感じていないのかもしれません
しかし心の底から上手くなりたくない
成長したくない
勝ちたくないと思う選手など一人もいません
これは野球、あるいはスポーツ全般にとどまらず
全ての子ども、いや大人も含めた人間にいえることです
まず選手が何を求めているのかを徹底的に理解し
それを実現するサポートや提案をしましょう
選手は自分の欲求が満たされるという経験を重ねると
どんどん前向き上向き主体的になってきます
その状態になって初めて
指導者の言葉が選手の心に入っていき状態が作られて
チーム内で指導者と選手がワンチームとなり
目的・目標に向かっていく土台が整います
選手の悩みを理解することが
指導者の悩みを解決する第一歩なのです